どうやって目標を設定するのか?
前回の記事では、最終目標を達成するための一日、一時間と細かい目標を立てることの重要性について書きました。
今回は、具体的に目的設定のやり方を説明します。
最終目標を明確にする
まずは、最終目標を明確にしましょう。「いつ、何を達成するか」を決めてください。
最終目標を達成するために必要な材料を考える
最終目標が決まったら、それを達成するために必要な材料を考えます。
ここが、目的の設定をする上でかなり重要です。
受験で国語と英語しか使わないのに物理を勉強するのはカレーを作りたいのにシチューのルウを買ってくるようなものです。
また、60点取れればいいところを90点取れるような勉強をこなすのも、1人でカレーを食べるのに大きい鍋に作ってしまうようなもので勿体ないと思います。
ちゃんとカレーのルウを買って、1人分の材料を揃えることが最も速くカレーを完成させるための(最終目標を達成するための)近道です。
いつまでに材料を揃えるかを明確にする
最終目標を達成するために必要な材料の種類や量が決まったら、次はその材料をいつまでに揃えるかを考えていきます。
まずは、材料を揃える期限に順番を付けましょう。
例えば
受験に必要な科目:英語・国語・社会
というAさんがいたとします。
最初の方の暗記(英単語や古文単語、社会の基礎知識など)は全部並行してやってみても良いですが、得意な科目を先にやって他の人と勝負出来る科目にしたり、苦手な科目が足を引っ張らないよう先に対策するなど、順番を工夫してみることをオススメします。
次は試験の日までに材料を集めるためのスケジュールを考えます。
ここは、大きい単位のスケジュールから考えて、小さい単位に落とし込んでいきましょう。
例えば、英語の試験を突破するために、「単語」「文法」「読解」「リスニング」という大きな材料が必要だとします。その場合次は「単語帳の○○」「文法のテキストの△△」というような参考書をいつまでに終わらせるかを決めます。ここまで落とし込んだら「1日に単語を100個ずつ覚える」「1日に文法のテキストを10問解く」といった一日に達成するべき目標を設定することが出来ます。